MUTEC MC-3+USB リクロック効果絶大だが・・・

久しぶりにDDCを替えた
 DDC検討は1年前に、WEISS INT204(ドライバ問題で見送り)を試して以来
http://www.weiss.ch/products/int204


新しく迎えたのはMUTEC MC-3+USB Aluminum

http://www.hibino-intersound.co.jp/mutec/4876.html


 マスタークロック・ジェネレーターとしてMC-3の評判良く、効果大とは聴いていたが
「まぁ、安価の割に効くクロックなのね」と試すこと無く流してました

 Word Syncの効果はDAC:Chord QBD76のCLOCKをCDT:CEC TL-3Nに入れているので判ってはいましたが、ルビジウム導入までは価格程の効果を見いだせずにきました。


が、
 新たに出たMC-3+USBではフォーマットコンバーター(AES3、S/PDIF 間の双方向信号変換が可能)・・・つまりDDC機能あり!
 また1GクロックテクノロジーとやらでUSB信号をリクロックもするとのこと

なのでこれは試さねばと!


で、肝心の音の変化ですが
 S/N良く、背景が良く見えます @@)/
 今までなまってぼんやりしていたのがハッキリ隅々まで鳴る感じ ◯>□に
 クッキリするので演者が何をやっているのかよく判り、エッ、こんなこと演っていたのかと改めて判る程。
 かな−りいい。<段違いに!


間に入れたことによる脚色や膨らみはとくに感じません
 ピアノのタッチや低弦のゴンゴンした感じも良く出ます


悪い点をあえて挙げるとすると
 キッチリ細かく分解するので押し出し感は減退か
 デジタルケーブルの差が判るので今後吟味が必要そう
  トランスペアレントやヨルマあたりで吟味が止まっているので今だとなにが良いのやら(最近、なんでも値上げだからなぁ)


 いままでPCだから、USBだからと いろいろ自分に言い訳しながら利便性を優先してPCオーディオをやって来たのですが そう言わずに済むぐらいにいいです


 「うわー、これは導入するしか」と盛り上がったのですが
落とし穴も


・・・うちの機器、MC-3+USBのアップサンプリング受けません! orz
 そのままの44.1KHzは大丈夫なのですが88.2KHzや176.4KHzとすると音でません!
Chord QBD76は176.4KHzではロックすらしません
TRINNOV ST2はロックはするのですが しばらく黙り込んだ上で
「オーディオ信号じゃない!」と怒られます ↓

 ショップにあったエソテリックのDACとの組み合わせではちゃんと音出てたとのことなのに

 ・・・今後のファームアップデートを期待したいところです


アップサンプリングができないだけで
 ハイレゾファイルは88.2KHzも96KHzも再生できました


まぁ、そんなですが
 CDの44KHz16Bitフォーマットをちゃんと鳴らしたい派(ハイレゾへの買い直し不要派)の私としては却下する理由が無いので導入することとしました


 PCをそれなりのオーディオ機器に繋いでいる方は試す価値大だと思います。


↑ ケーブル取り回しが厳しい!


直近だと
 インターナショナルオーディオフェア
 2017年2月11日(祭)〜12日(日)
 会場 京王プラザホテル八王子
http://www.kusakabe.co.jp/kusakabe.co.jp/2-11%20fear.html
でMC-3+USBの有無の比較試聴ができるそうです