TRINNOV ST2導入 13ヶ月目
TRINNOV ST2を導入し1年以上経ったのでここで現状を記しておく
http://stella-inc.com/018trinnovaudio/index.html
■導入期(〜半年)
導入してしばらくはf特をフルフラットにする[Precision]設定で使っていた。
「おー、フラットとはこういうものか!」と
↑以前は部屋が歪でかつ片側に窓がある為、反射して音像が寄っていた
よく「高域はロールオフさせるもの」と書かれているがTRINNOVでフルフラットにした限りでは耳障りで聴きにくいということは特になかった <なんで?
■試行期(〜1年)
周波数のあちこちのゲインを持ち上げて一喜一憂した(面白い)が、結局やめてしまった。
理由: 何にでも良くなる万能カーブが見つからなかった(&訳が判らなくなったため放り出した)ことと、いじり過ぎると不自然さが気になるときがある為。
■安定期(Now)
左右のSP特性を合わせる最低限度の補正だけにする[Natural]設定に
理由: SPから出ない音をブーストして無理やり出そうとするためなのかか響きが不自然になるときがあるため。
B&W802Dが補正せずとも最初からなかなかいい線いっているというのもあるのかも
特に顕著に判るのはライブ盤に収録された拍手の響き 広がり感が気になる↓
ということで
SPから出ないハズの音を無理に出さずに、左右chバランスを整えるに留めるのが吉 と考えるようになった。
でも、「じゃあTRINNOVいらなかったのでは!」とはならない。
f特補正は最低限度としたが位相や群遅延補正は行っており、TRINNOVなくしては音のフォーカス度が大きく異る。
これらは使ってみたから判ったことでありTRINNOV導入に後悔は無い。
というか導入して大正解と今も思っている。
何故、巷でもっと話題とならないのか不思議
\1,000Kと高額ではあったが、
高価な某ルームチューニングをたくさん部屋に突っ込めばすぐに\1,000Kなど超えてしまうのでむしろ安上がりだったのではないかと思う
★ST2ポイント
・PRI-PWR間に入れてはいけない
アナログ接続にするとA/D→D/Aすることになるため明らかに音が落ちくもります
デジタル領域へ挿入するべきです CDT→ST2→DAC のように
PhonoはA/Dしかたない <劣化より補正をとりました
・DACがなかなかに良い
内蔵DACの性能が素直でなかなか良いです
私、たぶんChord QBD76HDSD壊れたら直さずにST2の内蔵D/Aのままで使い続けられると思います
・デジタル入力ゲインを少し下げるべし
デジタルなので補正した値が0をOverすれば歪みます
ST2は歪まないような塩梅にシフトはしてくれません <ステラに確認しました
なのでデジタルのゲインをST2入力で少し絞って入れるのが吉
・クロックは入力信号に従いSlaveで
内部クロックではなく、外部からの信号からとりだしたクロックに従ったほうが音が良いように思った。(ウチでは)